中学受験 悩み解決

ハードルが高い中学受験

私立中学校は約700校ほど全国にあります。
そのうちの4割が東京、埼玉、神奈川、千葉などの首都圏に集中しています。
東京で私立中学を受験することは難関だと見当がつくのではないでしょうか。
ちなみに新しく中学生になるお子さんのうち、私立中学を受験する割合が東京だと28%にもなります。28%ということは、東京では4人に1人が中学受験を目指していることになります。

 

これほどまでに私立中学に人気が集まってきたのは、ゆとり教育が始められたころから顕著になってきました。公立中学の平均的な学力がゆとり教育により低下し始めているので、大学受験も視野に入れて早くから私立に入れることでお子さんの勉強のレベルを上げさせようという傾向にあるようです。
おりしも私立中学受験が盛んになってきたのはゆとり教育がはじまる2000年頃に合致します。
また、他にも公立学校が荒れているから、という理由や公立の中高一貫校に刺激されたのだろうという意見もあります。

 

ちなみに私立中学校の学費は、全国平均では年間で89万円だそうです。
中高一貫教育の学校を例にするとトータルでおよそ1200万円のお金は必要になるでしょう。
中学受験を目指すということは、希望校に合格するために塾に通わせたり家庭教師をつけたりする場合も多いことから、その分の費用も別にかかり、金銭的にかなりの負担がかかるといえます。

 

また試験も国語、算数、理科、社会のほかに、音楽や体育、美術などの実技試験をおこなう学校もあります。
面接も親子一緒に面接する学校、子どもと親を個別に面接する学校、子どもだけの個人面接をしたり、グループ面接をしたりと学校によっても様々で、勉強だけでなく面接の練習もしなければならないので、私立中学受験は時間的にも精神的にもハードルが高いものになりますね。